米澤一平 × 内田涼
『口実、通過、階調』

2020.11.11. 喫茶茶会記 (撮影:石原新一郎)

タップダンサー米澤一平が主催するコラボレーションシリーズ「In The Zone」にお声掛けいただき、共同製作とパフォーマンスを行いました。今回の作品は、光と音を素材にして、互いのアクションに反応し応答する形で進んでいく、ゆるやかな三部構成になりました。完全遮光になる会場ということで、RGBの3つの光源を内包する「ぴかぴか水族館」という縁日用のおもちゃを起用し、それを軸にした色と光についての考察から始めました。

第一部『口実』は、ケンケンパゲーム用の輪を使い、それに縛られる身体と動作とその音について。

第二部『通過』は、「描く」と「録る」を主な手段として、光と音をサンプリングすることについて。

第三部『階調』は、共鳴の現場をつくることと、様々なグラデーションに気づくことについて。

製作段階で米澤一平氏とおこなった『RとGとBに関する覚書』という短い交換日記のような取り組みは、パフォーマンスが終わった後も、まわりの人たちを巻き込みながらオンライン上で続いています。

https://note.com/rgb_ryouchida